み、水だ!水をくれ!
み、水だ!水をくれ!
2007/8/9 (Thurs.) 22:37:21
 
暑い日が続きますので、なんとなく減量に耐えきれず水を求める力石を描いてみました。 僕は「ビ、ビールだ。発泡酒をくれ!クーラーは必需品だ!」な生活で夏バテまっしぐらな日々です。とても力石さんのような生活は出来そうにないですね(苦笑)。この暑い季節に、水を求める力石の絵は泪を禁じ得ません。思いっきり飲ませてあげたいです…合掌…。この減量に耐えきれず水を求めて彷徨う力石は、普段のクールでストイックな彼とは思えないほど鬼気迫るものがありとても印象的です。いかに力石といえども減量に耐えきれず、自分に負けそうな一面を見せる事で彼の人間味が深まり主役のジョーの人気を凌ぐキャラになっていると思います。
 
 
 
 
そのお気持ちだけ、        ありがたく             飲ませていただきます
そのお気持ちだけ、        ありがたく             飲ませていただきます
副題「死を賭けた男」
 
以前描いた減量力石の絵が中途半端・・・というより本当に描きたいシーンを描いていないと思い、描き直してみました。渇きに耐え切れず水を求めジム内を彷徨い、シャワー室までも針金で水止めされているのを知り愕然とする力石に、優しく白湯をさしだす葉子ですが力石はその葉子の優しさに正気を取り戻し白湯を床に流す事で減量を克服しジョーを倒す決意を固めるシーンです。
    
ただTV版ではこの回、葉子は減量に耐える力石をよりによって海に連れ出し「冷たくていい気持ちよ〜」とか言ってる。また、頑なな力石を罵倒する事で精神的にも追い詰めたり・・・。その夜、海の光景が忘れられない力石が、錯乱したのも無理もないような気がします。また、見方によっては自分が差し出す白湯を飲ませる事で、あくまでも力石を飼い犬として手なずけようとしているようにも見え、個人的にこの回の葉子って見ようによってはとても怖いです。
 
 
 
 
 
男の世界
男の世界
2005/11/17 (Thu) 01:24
 
減量中の力石です。どう描こうか四苦八苦しましたが、何とも中途半端になってしまったような。
 
描きたかったのは力石なのですが(笑)このシーン、葉子は絶対に外せないと思い描いてみました。このシーンの力石は特にカッコよくまた減量に堪えきれなくなるという人間的な面も見れてとても印象的です。また、力石というキャラの解釈の違いで減量となったわけですが、やはりちば先生の描かれたあの力石として登場した時点で(丈に負け消え去るキャラではなく)彼の進む道はきまっていたようにおもいます。
減量力石の魅力というか、ポイントはあの狂気を帯びた目だと思います。白木ボクシングクラブの暗い物置の奥で光る力石の目にはゾッとしました。
 
 
 
 
美しき狼たち
美しき狼たち
2005/11/19 (Sat) 00:50
 
 
力石対矢吹のバンタム級8回戦・第8ラウンド、ノーガードのまま対峙し合う二人です。この後、ジョーは我慢しきれずダブルクロクを決める為の左ストレートを力石に放ってしまいます。
 
一度こんな絵を描いてみたかったのですが難しいですね。というよりも面倒臭い!このシーン、打ち合わない二人に観客がヤジをとばし、拳キチは観客と殴りあうで騒然とする中、リング上の二人だけがギリギリの緊張感の中にいるという構図ですが第一ラウンドからの話の盛り上げ方が上手いなぁ〜と思い、この後のジョーの各試合を含め攻防の展開としてはやっぱりこの試合が一番だと思います。
 
 
 
 
右のダブルクロスで勝負!
右のダブルクロスで勝負!
 
 
我慢しきれずダブル・クロスカウンターで勝負に出たジョーですが、全ては力石に読まれていた。という場面です。テレビ版では一瞬の静寂の後、力石の放ったアッパーが怒涛のようにジョーをふっ飛ばしますがその一瞬の間が永遠の長さに感じられる両者の心理を表しているようにも見えて印象的なシーンです。
 
 
おわった・・・なにもかも
おわった・・・なにもかも
2005/11/24 (Thu) 01:22
 
力石と矢吹の試合、クライマックスを描いてみました。下のジョーが中途半端になってしまったかも。
 
力石のカミソリアッパーは僕も怖かったです。余談ですがこのシーン、漫画も迫力があるのですが幼少(幼稚園の頃かな)の頃、テレビ版を再放送で見た際、ボクシングではマウスピースを口にはめる事を知らなかった僕は、ジョーの歯が全て吹っ飛んだと思い強い衝撃を受けました。よく考えれば例え歯だとしても歯の一つ一つが固まったまま飛ばされるわけがないのですが、放送の次の日には友達とそれについて盛り上がったのを覚えています。
 
 
最後のアッパー
最後のアッパー
2008/5/27 (Tue.) 21:43:29
 
前々からこのシーンを自分なりに描いてみたかったんですよね。本編の迫力には足元にも及ばないですが(苦笑)描く前、頭で考えていた想像図と実際の仕上がり絵のギャップが大きすぎて、ちょっと恥ずかしいのです。想像図ではもっと迫力のあるイメージだったのですが。
 
このアッパーを喰らってもまだ立ち上がろうともがくジョーも凄いです。テレビ版本編ではこのシーン、ジョー2も含めれば3種類ありますが、それぞれ演出効果に工夫があり見応えがありますね。そのどれもが大好きです。描いている間、頭の中ではずっとあの力石BGMとジョーの「うわあああぁぁぁ〜」って声が繰り返し流れていました。吹っ飛ばされてる間ジョーの目には何が映っていたんだろうとか想像すると全てがぐらんぐらんに歪んで見えていたのかなぁとか思います。そんな感じを描きたかったのです。
 
バックは本編のように(ふのり効果っていうんですか?)したかったのですが、パソコンでどうやって描けば、本編のように出来るのかとフィルタをかけたり四苦八苦した挙句、このようになりました。
 
 
燃え尽きた命
燃え尽きた命
 
 
遂に丈を倒し、宿願を果たした力石です。以前描いた絵がどうにも中途半端に思いましたので描きなおしてみました。
 
 
 
 
 
 
残された狼
残された狼
 
 
力石が死んだという事を知った丈が叫ぶシーンです。喪失感や後悔が入り混じり(そんな感情も追いつかないかのように)狂ったように叫ぶ丈ですが、最初に漫画・テレビを見た時は何故、丈がここまで叫ぶのかが理解できませんでした。
 
 
 
 
ゴロマキとは喧嘩って意味ですよウルフさん
ゴロマキとは喧嘩って意味ですよウルフさん
2005/11/28 (Mon) 01:05
 
ゴロマキ権藤です。この権藤により負け犬ウルフは顎を砕かれ病院送りになります。
 
 
ヤクザな世界に生きるゴロマキ権藤は、過去の栄光にしがみつくウルフ金串を袋叩きにしますが、それを見ていた丈に内臓破裂全治三ヶ月にされてしまいます。もともと野生児ボクサー矢吹丈に魅力を感じていたようで、矢吹に殴られた直後も「みごとなパンチだ・・本物だよ・・」と言いながら倒れこむなど、男臭いキャラでありました。たしかアニメ版(最初の方)では大塚周夫さんが声をされていたと思います。
絵の反転は最近「おっ、こんな機能があったのか!」と気が付きまして。やはり描きやすい方向で描いたほうが良いかなというのもあるのですが当初、権藤の頬のキズが描いてる向きと逆であることに気付かず描いていた為、逆向きにしてみました。多分、僕の知らない機能がまだまだあるんだろうなぁ〜。
 
「ジョー2」では渡部猛さんでした。あの声の権藤もカッコよかったなぁ〜。ウルフが納谷六郎さんで、あの妙にかん高い声が更にウルフの駄目っぷりをバックアップにていたような・・・。権藤のアウトロー的な雰囲気はルパン世界に通じるかもしれませんね。どこかの酒場で次元と男の美学を語り合うなんていうのもいいかもなぁ。
 
 

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