2006/03/05 (Sun) 02:51
半年にわたり描かせていただいた「あしたのジョー」も今回で終わりました。これで最後です。描き手も燃えつきました。
ワァーーー!終わったぁぁぁーーー!!
当初はもっと簡単に好きな登場人物だけを描くつもりだったのですが、やっぱり好きな作品ですので気がつけば年も変わっていました(苦笑)。このラストシーンを描くにあたっては、葉子にわたすグローブと絡めてアレンジしようか、はたまたアングルを変えた構図にしようか、なんて以前から考えてはいたのですが、やっぱり最後はこの絵にしないと悔いが残りそうで自分の描ける精一杯で描いてみました。やっぱり、これにして良かったです。アニメのようにどんどん絵が良くなっていけばいいのですが、学習能力に問題があるのか毎回「どうやって描こうか・・」の連続で(苦笑)。何はともあれ、自分がとても好きだと思う作品を自分なりに形にする事ができとても満足です。
最後は一挙にラストまで駆け抜けたかったのです。ホセを描かなかったのは・・・これは僕だけのこだわり(?)ですが、キャラの”負”になるようなシーンは描きたくなかったのです。原作での白髪でボロボロのカットは壮絶な試合の結果とジョーから受けた心のダメージを的確に表し必要不可欠な姿に思うのですが、試合に勝ったとはいえホセもこのような姿は見られたくないだろうなぁなんで思ったもので。同様の理由で減量中のジョーやパンチドランカーになってしまったカーロスも描かないでおきました。
ジョーが死んだのか、死んでないのか・・・もう一つのラストシーンとして「日向でボーっとするジョー、そばで微笑む葉子」という案もあったようですが・・それも、なんか痛々しいですし、論争を起こすほどの余韻というか考えさせるシーンで終わっているというのが名シーンと言われる要因に思います。僕は死んだ・・というより、また旅に出て行ってしまったってイメージが強いですね。
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