2008/5/10 (Sat.) 00:04:57
旅の途中、旅芸一座と出会ったルパン達です。昼飯を白いサルに取られてしまいました。
「ダメだよアメデオ!早くオジサンに返すんだ」
って感じです。
こういうコラボは想像してるだけでもなんか楽しくなってきます。特に「カリ城」と「母をたずねて三千里」は宮崎さん絡みというのもあるのですが、時代設定は違えど、なんか世界観が近いように思いまして。またカリオストロ公国からちょっと足を伸ばせばハイジの住むアルムの山郷がありそうに思ったりします。五右衛門が公国入りするためにペーターに道を尋ねていた。とか想像してしまいますね。ペッピーノ一座の皆さんが注目してるのは多分次元でしょう。次元は見られている事も気付かず後でちょっと恥ずかしい思いをすると思いますね。あわてて「ルパンよぉ、さっさと出発しようぜっ」とか言ってそう。
今回の絵のタイトルは、カップ麺から頂いたのですが、あまり綺麗には決まりませんでしたね。「赤い〜」とくれば次は「緑の〜」って繋がれば良かったのですが、なんとなく絵の上から順番に並べてしまいました。そういえば新ルパンでも言ってましたね。あれは山田さんのアドリブなのかな?
「カリ城」で、ルパンの食べてた赤いきつね、とても美味しそうでした。特に熱そうなお揚げさんをハフハフ食べてるシーンを観ているとヨダレがでそうになってました。野外バーベキュー、観てみたいです(笑)。グスタフや銭形が「なんだあれは?」と双眼鏡で見てみると、煙をたてながらワイワイやってたりして(笑)。肉やトウモロコシなんかを頬張りながら逃げてそうですね。ルパンが塔のてっぺんで100円ライターのオイルが切れてポケットを探ってましたが、小型ロケットが倒れなかったら何が出てきたんでしょう。高級ライターとかなのかな?僕はマッチのような気がしていたのですが。それも箱に1,2本しか入ってないような。
「母をたずねて三千里」はリアルタイムで観ていました。あのカルピス名作劇場は長年の定番チャンネルでしたね。アメデオ難しいです。この絵は世界名作劇場のオフィシャルサイトの絵を参考に描いたのですが、参考にしたアメデオが動画でピョンピョン動くので、唯でさえ描きにくいのに!とか思って梃子摺りました。アメデオを初めてみた時はとても違和感があったのを覚えています。僕の場合はサルというと日本猿ってイメージしかなかったので、あの白い生き物を猿と認識するには多少時間がかかったように思いますが、慣れればとても可愛らしかったですね。CMでのアメデオぬいぐるみも欲しかったなぁ。応募はしませんでしたが。
アメデオも難しいですが僕にはマルコが更に難しい。なんでなんだろう・・比較的単純、というかシンプルなキャラデザインに思うのですが、シンプルであるだけ誤魔化しが効かずバランスやパーツの大きさが違うと全然似なくなってしまう。結局マルコもなんか違う感じになってしまいました。実は僕はフィオリーナ好きだったんですよ。あの感情を内に秘めたような表情はちょっと近寄りがたい雰囲気があったのですが、とても可愛くて好きでしたねぇ〜。僕がルパンゲストキャラの中でも小山田マキが好きな理由ってフィオリーナに似てるからなのかな?
僕の場合「母をたずねて三千里」をリアルタイムで観ていた頃は、毎週の習慣のように観ていましたので話の難しい部分だとかは理解できなくても、マルコの行動や言動とかで、自分が解る範囲で観てたように思いますね。ですので再見してみて些細な事で勘違いしていたこととかもありました。ですので、今はお父さんやお母さんに感情移入してしまいます。マルコも幼い年頃で可愛そうだけど、お母さんも辛いなぁ。行きたくはないわなぁ〜。僕は瓶荒いのジロッティさんて、もっと嫌な人物かと勝手に思っていたのですが再見してみて全然違ってました。マルコも張り切って働いているし。またお母さんが出稼ぎに行く事になった経緯やお父さんの苦しみなんかも幼少の頃は理解できなかった事情が今更ですがわかりましたね。それにジェノバの町並みや、そこに暮らす人々が観ていて心地いいですね。やっとお母さんに会えるってとこで、「何日か前までいたんだけどねぇ」っていうのがありましたね。観てる僕も「そんなぁ〜(泣)」って感じでした。
今でもはっきり覚えているシーンとして最終回、ようやくお母さんと再会し故郷へ帰る列車の中から窓の外を見ると、旅の途中、友達になった兄妹(貧しい家庭で病気になった妹を医者に診せる費用もない)が見送っているシーンがありまして、マルコを見送る二人を観た時はボロボロ泣いてしまいましたね。ああ、マルコは苦労して異国を旅をしてきたけど、こうして見送る仲間が出来たんだなぁと、あの兄妹も貧しくても本当にいい人たちだったんだなぁとか・・・登場人物たちが自然、というか行動や与えられた性格に無理がないんですよね。そういった納得できる人物達が関わりあって物語が進む作品って結構貴重なのかも。なんか思い出すだけで鳥肌が立ってきました。挙動不審で性格(キャラ設定)の掴めない人物がいないのでストレスなく観られます。
幼少の頃の僕は、単純な性格というか(今でもですが)やっぱりカッコ良くて強いヒーローものに惹かれていましたので(そういう意味では後の「トム・ソーヤの冒険」の方が好みになるのですが僕にはちょっと遅すぎました)、お母さんとの別れで悲しんでいるマルコがどうにも嫌だったのです。子供の頃は、お母さんと別れて沈んでいるマルコが嫌で「男のくせにメソメソすんなよ!」とか思っていたのですが、それは同年代のマルコに対しての母親に甘え、すがる事への照れや恥かしさからくる嫌悪感だったようで、この歳で見直すとマルコの甘えたい気持ちや両親の思いなんかも理解できて、最近見直してお母さんとの別れのシーンで泣きそうになってしまいました。船で遠ざかっていくお母さんを追いかけるマルコを観ていると・・泣いてしまいますね。あれは!お母さんは二階堂有希子さんが声をされていたのも最近まで気付きませんでしたし、作品として非常に丁寧に作られたアニメだったんですね。 再見してみて、百凡のアニメ作品とは明らかに違うという事はわずか数話観ただけでもビシバシ感じますね。頭では「ハイジ」にしても「三千里」にしても高畑さんや宮崎さんが関わってるんだから名作だったんだってイメージは持ち続けていたのですが、再見して改めて実感しますね。これを子供の頃観ていたんだなぁ〜。いい時代だったって事なのかな。
「赤毛のアン」は第一話は確かに観たのですが、その後の記憶がないんですよね(苦笑)。マシュウは好きだったのですが、当時の僕は「チェッ、また女の子が主役か」って感じで、気が付いたらアンは大人になっていました(苦笑)。
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