あしたはきっとなにかある
あしたはきっとなにかある
2007/8/29 (Wed.) 01:37:10
 
テレビ版「あしたのジョー」の最終回、最後のシーンのイメージで描いてみました。やっぱりテレビ版1のラストには、あの勇ましいBGMが似合いますね。この最終回はドサから帰ってきたばかりの為、やや突飛に思ったりしたのですが、こういうのもジョーらしいかと思いまして好きですね。ラスト近くで段平が「帰ってくるって!」って皆に言ってましたが(自分に言聞かせるように)、ジョー2で丈が丹下ジムに帰ってきた際の段平の「ジョ〜!」と駆け寄るシーンを思い浮かべると、段平だけでなく途中打ち切りになった番組への製作スタッフの気持ちや再開の喜びも代弁しているように思ったりします。本当はテレビ版のラストシーンは昇る朝日に向かってジョーが駆け出しジャンプする後ろ姿なのですが、正面から描きたくて、するとジョーの後ろには薄暗い風景ってなりそうなので、このように変えてみました(苦笑)。
 
虫プロジョーのラスト、最初見た時はジョーが行ってしまった〜って悲しかったのですが、今見直すといいラストでした。特に1の後半ジョーは影のある沈んだ表情が多いように思いますので、時に見せる明るく希望に満ちたジョーの表情は、見ていて嬉しくなります。アニメジョーの中では、1後半の画が一番好きですね。ちば原作の雰囲気とタッチを一番良く消化しアニメに変換しているように思います。ジョー2も好きですが、1のままホセ戦も観たかった。カーロス戦前にはハイエナ・ヘンリーなんていうオリジナルキャラなんかも出てきて原作とは違う面白さもあるかと思います。
 
 
 
 
カーロスの挑戦
カーロスの挑戦
2008/6/24 (Tue.) 00:01:15
 
世界チャンピオン、ホセ・メンドーサに挑むカーロス・リベラです。ジョー2のつもりで描いてみましたが、迫力がなかなか出せず難しかったです。 僕はホセも好きです。が、この試合は断然カーロスを応援しますね。 ジョー2の黄色いグラブも印象的ですが、1での白も印象に残っています。試合毎に違う色のグラブを使うのも、カーロスらしいかなと思いました。
 
レイアーを使いましたが、上手く使えているかは疑問です(苦笑)。時間はアーでもない、コーでもないと悩んでしまいましたのでおよそ3時間ほどかかったかもしれません。効果的に残像を使えればいいのですが・・精進します。
 
 
 
 
 
 
 
玉姫公園、行くかい?
玉姫公園、行くかい?
2009/3/11 (Wed.) 02:21:12
 
すみません!コルトさんとMIYAGIさんの会話を読んで思わず描いてしまったのですが、思いのほか良く描けたので投稿してしまいました。お絵かき版入り口に僕のジョー絵が見れるとの注意書きがあったのでギリギリセーフかなとも思ったので・・・。
 
このシーンに至る直前、ジョーはカーロスがホセに敗れたことを知り、心此処にあらずな気持ちだったのですが、そんな気分とは裏腹に淡々と続いていく時間、いつもの日常風景として、紀ちゃんがやって来るなにげない雨上がりのちょっと清々しい雰囲気を出したかったのです。でも、この後、二人には劇的な場面が訪れるんですね・・・。そして、はじめてデートに誘われたと喜ぶ紀ちゃんが、可愛くもあり悲しくもあります。アニメの紀ちゃんは確かに自分の抱えている思いをジョーにぶつけてるように思いますね。思いのタケを語るため早口になってるような。
 
紀ちゃんはボクシングをスポーツと見ていたわけで、それも青春を謳歌する形のひとつという枠内にあるものと思っていたように思います。日常の生活があり、その一要素としてのスポーツとして。紀ちゃんはちばてつや先生の創作キャラであり、またスポーツ漫画にありがちな主人公を応援するヒロインキャラ(スポーツラブコメ的な)の立場になりえる要素を持ってると思うのですが、それに対してジョーは梶原一騎スピリッツというか単なるスポーツを楽しむ世界に生きている人ではないので、初期には融合していた関係性もこの頃の二人には作品の方向性として根本的なくい違いが生じていたように思います。ジョーを単なるスポーツ漫画の世界に引き止めようとする紀ちゃんと(力石の死を越えたジョーにはある意味無駄な努力ではありますが)、既にスポ根の枠さえも超えて後年まで魅了し続ける珠玉の名作へ駆け出しているジョー。僕には、紀ちゃんの最後の説得も、スポーツ青春漫画(こういう表現がよいのか解りませんが)の最後の抵抗に思えるんですね。
 
ジョー2のこの回、後半の紀ちゃんのエピソードも好きですが、前半の葉子とのイザコザ。ファイトマネーを巡る葉子のでしゃばり(すみません)とジョーの拘りも好きです。二人の交差するアップシーンがとてもスリリングで演出がいいですね。
 
前にも書きましたが、ルポライター須賀、僕はこの人、出崎さんの分身に思ってました。長年「あしたのジョー」を見てきた出崎さんがジョーや葉子に対して思っている事、言いたい事を代弁させているように思っていたんです。それにルポライターといいらがらも結構、体格がよさそうで何処となく力石にも似ているように思うので、「いずれはジョーとストリートファイトでもするんじゃないか?」とか思ってました。
 
 
 
 
真っ白な灰だけだ
真っ白な灰だけだ
2006/01/17 (Tue) 00:14
 
ジョーが紀子に自分の生き方を語るシーンです。このシーンで紀子の片思いは儚くも終わってしまうのですが、非常に好きなシーンです。
 
このシーンのジョーのセリフは、ホセ戦ラストに繋がる重要な場面であり、またジョー自身がはじめて明確に拳闘の世界で戦う事・自分にとっての拳闘というものを宣言した場面だと思います。
また、紀ちゃんとのすれ違い・理解しあえない会話や、全てをふっきり去っていく紀ちゃんを見送るジョーの少し寂しそうな姿など、まさに名場面だと思います。
 
 
じゃあ、またな
じゃあ、またな
2008/7/9 (Wed.) 01:01:08
 
連戦戦勝祝賀パーティーを抜け出したジョーと葉子の別れシーンを、ジョー2っぽく描いてみました。やっぱりジョー2って難しいです。 あの葉っぱはジョーの気分を表す雰囲気作りに良い効果を出していましたね。この場面に至る二人のシーン、ジョーを気遣う葉子の厚意をさらりとかわすジョーがなんとなく好きです。でもこの葉子は似せられなくてちょっと納得できないんですよ(苦笑)。なんと言うか彼女のジョーを見守る感じ・想いが出ていないというか・・葉子は難しいです。が、いずれリベンジしたいです。憧れの杉野タッチ、まだまだ力不足で至れませんが自分なりに精進したいものです。
 
 
 
 
ホセの烙印
ホセの烙印
 
 
いや〜何となく描いてしまいました。ジョーの肩についた「世界チャンピオンうらみの手形」です。 この絵はなんとなく落書きで描いていた絵でして(苦笑)、実のところ予想外に上手く描けたので、ダヲスさんサイトで開催されたジョー祭りに投稿させていただいたって絵なのです。
 
ファンアートには僕なんかより上手な方が沢山おられて「よくこんな絵がかけるな〜」って事ばかりです。昔テレビで「アニメーションの作り方」みたいな番組をやっていた際、セル画の塗り方も実演していたのですが、正直塗る順番だとか説明されても良くわかりませんでした。(苦笑)。僕はセル画とかまったく描いた事ないので、そういった事が出来るだけで凄いと思ってしまいます。
 
 
 
 
ジョーを見つめる女と男
ジョーを見つめる女と男
 
 
ジョー2の白木葉子とテレビオリジナルキャラのルポライター須賀清です。須賀はクールな一匹狼のジャーナリストですが、モデルは出崎統さんなんでしょうか?なんか出崎さんの気持ちを投影したキャラなのかと勝手に想像していました。
 
ジョー2の葉子は難しい・・・。テレビ版1の葉子だと顔の造形やラインがジョーと同じに思えるため、まだ描きやすくはあるのですが、2になると彼女の陰りのある心や、硬い意思がキャラ作りに込められているように思いますので大変てこずりました。でも彼女の眼、とても好きです。
 
 
私の体験談を聞くかい?
私の体験談を聞くかい?
2006/01/20 (Fri) 00:24
 
東洋チャンピオンの金 竜飛です。精密機械と呼ばれるクールな彼ですが、金竜飛対ホセという夢の対決も見てみたかったです。
 
僕は金竜飛、苦手なんですよねぇ〜。幼少体験のエピソードもあるのですが夜中に手を洗い続ける行為に見れる精神的な欠陥に対して感情移入が出来ず不気味であり、また可哀想という印象が強いです。でもとても奥の深いキャラクターだと思います。
金対ホセについてですが、結果的にはやはりホセが勝つと思います。ボクシングのスタイルとしては、両者とも似ていると思うのでテクニックの応酬になると思うのですが(はたしてホセに舞々ーチョムチョムーは通じるのか?)金という人格を造っているのは少年期のトラウマであり、逆にいうとそれだけが心の支えとするなら「力石は食えなかったんじゃねぇ、食わなかったんだ!」のセリフのように金は精神面で劣っていると思います。仰るとうりジョーに減量という肉体的・精神的ダメージ
が無ければ違う試合展開になってたかもしれませんね。カーロスも同様。
 
 
舞々開始!
舞々開始!
 
 
ジョー対金の試合から、金の必殺技「舞々(チョムチョム)」のシーンです。ロープに追い詰めてからのストレート、アッパー攻撃の応酬により相手が倒れる事もできないようにする技で、これを喰らった相手は退路を断たれ、金の浴びせるパンチで左右に弾かれる様がまるで踊り続ける操り人形のように見えるという、なんとも金に相応しい技に思います。パンチの応酬が特徴の技ですので、どう描こうか悩みましたが、こんな感じになりました。
 
ハーモニーは二度目の挑戦ですが、やはり手間がかかりますね。でも描いてて楽しかったです。金のバックに不敵に笑う玄大佐を描こうかと思ったのですが、なんかギャグっぽくなりそうだったので止めておきました。
グワァルルル?
グワァルルル?
2006/02/06 (Mon) 22:54
 
白木葉子が対矢吹戦に招いた野生児ハリマオです。「マレーシアの虎」と呼ばれる彼は、ジャングル育ちでアクロバティックな独特の戦法を持ちますが・・・彼と戦わされるジョーがちょっと気の毒に思います。
 
絵はハリマオを描くならこの構図しかないかな?と思いましたので、案外すんなり描けました。思い入れがないとなんか気楽に描けます。
 
 

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